まずこれをinfinityシリーズ最新作と思って飛びつくのは×
正に羊頭狗肉。
シリーズのスタッフが携わってないので当然の結果かもですが・・・
ゲームとしての構成も粗が目立ちます。
誤字・脱字は当たり前。
鳴りやまないSE、居ないはずのキャラが表示される、一枚絵と立ち絵の服装が一致しない、文章と背景が一致しないなどなど・・・
絶対的に立ち絵のパターン、イベントCGの差分、背景（つまり全ての絵）が少なすぎます。
・文章ではメガネをとってキス→CGはメガネのまま
・コスプレ喫茶のCG→立ち絵に戻ると制服
・寝起きの会話→CGは寝たまま
・部屋にいるのに、ショルダーポシェットや鞄をずっと持っている
・天気が回復→背景がずっと嵐
・学園に転校した女の子→制服を着た立ち絵すらない
他にもいっぱい・・・
前作Ｒ１１は、終わり方に不満こそあれど、演出はここに極まれりってかんじでしたが、今作はとにかく”紙芝居”ゲームに逆戻りしています。
文章自体も難があります。
一人称で物語が進むなか、普通に他のキャラの視点が始まったりと、ラノベを読まされているようでプレイヤー置いてけぼり感が強いです。
加えて、「この時はあんなことになるなんて〜」とか「今思えば〜」のような、現在から過去を振り返るような描写が何度も出てきて、テキストを現在進行形で進めているプレイヤーにとってはポカンとなってしまいます。
このライターはラノベ作家なのでしょうか？プレイヤー主観としての一貫性に欠けゲームのシナリオ作家には向いてない気がします。
オマケもＣＧ閲覧とＢＧＭ鑑賞のみ。
今まであった、ＯＰＥＤ鑑賞や、既読率のようなものもありません。
音楽も、凡作以下でしょう・・・
Ｅ１７の「karma」のような名曲もなく、日常生活に流れるファンキーなメインＢＧＭ、柚子のテーマはアホそうな曲ですし。
サントラ同梱版を購入して、激しく後悔しました・・・
ヒロイン達の制服も奇抜で品がなく、ちょっとしたエロゲーの学園みたいです。
メインヒロインについては、歌が上手いという設定でしかも実際にボーカルがあるのに、キャストが野中さんというのも、もっと考えて欲しかった。
（ファンの方、ごめんなさい）
時間を扱えばinfinityシリーズだろうみたいな安易な看板を掲げすぎかな？
主人公の設定も？なところもありますし、クライマックスで主人公の行動に大きな矛盾があります。
このままinfinityシリーズも、もう終わりかなぁ
Ｅ１７のリメイクが楽しみです。
