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【配役】
トリスタン/ジョン・ミッチンソン(テノール)
イゾルデ/リンダ・エスター・グレイ(ソプラノ)
マルケ王/グウィン・ハウエル(バス)
クルヴェナール/フィリップ・ジョル(バリトン)
ブランゲーネ/アン・ウィルケンズ(メゾ・ソプラノ)
メロート/ニコラス・フォルウェル(テノール)
牧童/アーサー・デイヴィス(テノール)
舵手/ジェフリー・モーゼス(バリトン)
若い水夫/ジョン・ハリス(テノール)
ウェールズ・ナショナル・オペラ合唱団
ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団
サー・レジナルド・グッドール(指揮)
録音時期:1980年11月17-21日、1981年1月19-23日
録音場所:ウェールズ、スワンシー、ブラングウィン・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
ワーグナー:トリスタンとイゾルデ 全曲
フルトヴェングラー(ヴィルヘルム)
(アーティスト, 指揮),
フラグスタート(キルステン)
(アーティスト),
シーボム(ブランシュ)
(アーティスト),
フィッシャー=ディースカウ(ディートリヒ)
(アーティスト),
ズートハウス(ルートヴィヒ)
(アーティスト),
ショック(ルドルフ)
(アーティスト),
グラインドル(ヨーゼフ)
(アーティスト),
エヴァンス(エドガー)
(アーティスト),
デイヴィース(ローデリック)
(アーティスト),
ワーグナー
(作曲),
フィルハーモニア管弦楽団
(演奏)
&
8
その他 形式: CD
¥5,775 ¥5,775 税込
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, 2011/6/22
"もう一度試してください。" | 通常盤 | ¥6,289 | — |
CD, 2015/2/4
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| ¥5,939 | ¥4,875 |
CD, インポート, 2000/7/3
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| ¥11,556 | ¥5,962 |
CD, インポート, 2019/2/15
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| ¥11,904 | ¥9,523 |
CD, インポート, 1999/11/26
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| ¥25,667 | ¥4,876 |
CD, 2011/6/22
"もう一度試してください。" | 4枚組 | ¥5,775 | — | ¥5,490 |
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曲目リスト
ディスク: 1
1 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 前奏曲 |
2 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第1場 西の方へ目は向くが (若い水夫の声、イゾルデ) |
3 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第1場 ブランゲーネ、あなたなの? ねえ、ここどこかしら (イゾルデ、ブランゲーネ) |
4 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第1場 おお、まあ、気がかりだった禍いがとうとうやってきた (ブランゲーネ、イゾルデ) |
5 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第2場 風はさはやかにくにへ吹く (若い水夫の声) |
6 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第2場 私のために選ばれながら、私から失われたあのひと (イゾルデ、ブランゲーネ) |
7 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第2場 お気をつけなさい、姫のお使いです (クルヴェナール、トリスタン、ブランゲーネ) |
8 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第2場 私がお答えしてもかまいませんか (クルヴェナール、トリスタン、船員たち) |
9 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第3場 おお、こういうことを忍びこらえるとは (ブランゲーネ、イゾルデ) |
10 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第3場 みんなが歌で私をあざけったけれど (イゾルデ) |
11 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第3場 するとやつれた病いの床からこちらへ向いたまなざしは (イゾルデ) |
12 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第3場 まあなんという不思議なことを (ブランゲーネ、イゾルデ) |
13 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第3場 平和や償いや親しさが (ブランゲーネ、イゾルデ) |
14 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第3場 お姫様、お嬢様。ご主人様、イゾルデ様 (ブランゲーネ) |
15 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第3場 愛されもしないで身分ばかりおたかい方を (イゾルデ、ブランゲーネ) |
16 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第3場 母君の術をご存じじゃございません? (ブランゲーネ、イゾルデ、船員たち) |
17 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第4場 さあさあ、ご婦人方は (クルヴェナール) |
18 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第4場 トリスタン様にご返礼申しあげて (イゾルデ、クルヴェナール) |
19 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第4場 ブランゲーネ、さようなら (イゾルデ、ブランゲーネ、クルヴェナール) |
20 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第5場 (管弦楽) |
21 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第5場 姫、お望みのことを仰せつけください (トリスタン、イゾルデ) |
22 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第5場 トリスタンさん、お作法好きのあなたですから (イゾルデ、トリスタン) |
23 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第5場 いまこそその誓いを果たすときなのです (イゾルデ、トリスタン) |
ディスク: 2
1 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第5場 モロルト殿がそんなに大事な方でしたら (トリスタン、イゾルデ) |
2 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第5場 ホオ、ヘエ、ハア、ヘエ。マストの上の帆をたため (船員たち、トリスタン、イゾルデ) |
3 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第5場 叫び声が聞こえるわね (イゾルデ) |
4 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第5場 綱を解け。錨をおろせ (船員たち、トリスタン、イゾルデ) |
5 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第5場 トリスタン…イゾルデ (イゾルデ、トリスタン、男たちの叫び声、ブランゲーネ) |
6 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第5場 トリスタンの名誉をなぜ夢みたのかしら (トリスタン、イゾルデ) |
7 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第1幕 第5場 早く外套を、礼服を (ブランゲーネ、男たち一同、クルヴェナール、トリスタン、イゾルデ) |
8 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 前奏曲 (管弦楽) |
9 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第1場 まだ聞こえて? (イゾルデ、ブランゲーネ) |
10 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第1場 お姫様をお待ちしている方と言えば (ブランゲーネ、イゾルデ) |
11 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第1場 ご用心のための松明ですわ (ブランゲーネ、イゾルデ) |
12 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第1場 愛の、たくらみ深いお薬が (ブランゲーネ、イゾルデ) |
13 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第2場 イゾルデ。愛しいひとよ!…トリスタン (トリスタン、イゾルデ) |
14 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第2場 明り、明り (トリスタン、イゾルデ) |
15 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第2場 昼です。昼です (トリスタン、イゾルデ) |
16 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第2場 おお、むなしい昼のいやしさ (イゾルデ) |
17 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第2場 私にさしだされたあなたの手の中のものが (トリスタン、イゾルデ) |
18 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第2場 おお、そうです、私たちは夜にささげられた者なのです (トリスタン) |
19 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第2場 おりきておくれ、愛の夜 (トリスタン、イゾルデ) |
20 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第2場 夜、ひとり寂しく見張る (ブランゲーネの声) |
21 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第2場 お聞きになって?あなた (イゾルデ、トリスタン) |
22 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第2場 私たちの愛?トリスタンの愛? (トリスタン) |
ディスク: 3
1 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第2場 ですけど私たちの愛は (イゾルデ、トリスタン) |
2 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第2場 こうして私たちは死んだのです (トリスタン、イゾルデ) |
3 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第2場 ご用心、ご用心 (ブランゲーネの声、トリスタン、イゾルデ) |
4 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第2場 おお、永遠の夜。楽しい夜 (イゾルデ、トリスタン) |
5 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第3場 トリスタン様、お逃れなさい (クルヴェナール、トリスタン、メロート) |
6 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第3場 ほんとうにまもったのか、それともただそう思っているのか (マルケ、トリスタン) |
7 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第3場 数かぎりない奉仕や (マルケ) |
8 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第3場 かくてそなたの勇気がかちえてきたこのすばらしい婦人こそは (マルケ) |
9 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第3場 さてこういう妃をもたせてもらって (マルケ) |
10 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第3場 王様、それにはお答えいたしかねます (トリスタン) |
11 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第3場 いまトリスタンがこの場から別れて行く先へ (トリスタン) |
12 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第3場 見も知らない国のため (イゾルデ) |
13 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第2幕 第3場 おのれ、裏切者。王様、さあ、ご成敗を (メロート、トリスタン) |
14 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 前奏曲 (管弦楽) |
15 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第1場 牧童の笛の音 (管弦楽、イングリッシュ・ホルン) |
16 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第1場 クルヴェナールさん (牧童、クルヴェナール) |
17 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第1場 海はすさんだ寂しい眺めだ (牧童)…牧童の笛の音 (イングリッシュ・ホルン)…ふるい歌だ (トリスタン、クルヴェナール) |
18 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第1場 どこですって。平和の国ですよ、安全で自由な (クルヴェナール、トリスタン) |
19 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第1場 そう思うのか。おれの考えは違うが (トリスタン) |
20 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第1場 イゾルデはまだ太陽の国にいる (トリスタン、クルヴェナール) |
ディスク: 4
1 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第1場 まだ光は消えていなかったし (トリスタン、クルヴェナール) |
2 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第1場 おおクルヴェナール、おまえは親しい友だ、(トリスタン) |
3 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第1場 牧童の笛の音 (イングリッシュ・ホルン)…まだ船は少しも見えません (クルヴェナール、トリスタン) |
4 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第1場 いや、いやいや、そうじゃない (トリスタン) |
5 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第1場 薬、薬、恐ろしい薬 (トリスタン) |
6 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第1場 もし、トリスタン様、ああ恐ろしい魔力だ (クルヴェナール) |
7 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第1場 船は?まだ見えないか? (トリスタン、クルヴェナール) |
8 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第1場 幸福そうに気高くおだやかに (トリスタン) |
9 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第1場 牧童の笛の音 (イングリッシュ・ホルン)…ありがたい、しめた。あ、船だ (クルヴェナール、トリスタン) |
10 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第2場 おお、この太陽、ああ、この昼 (トリスタン、イゾルデ) |
11 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第2場 私よ、私よ、愛するトリスタン! (イゾルデ) |
12 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第2場 傷は、どこ?なおさせてちょうだい (イゾルデ) |
13 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第3場 クルヴェナールさん、また船が (牧童、クルヴェナール、かじとり、ブランゲーネ、メロート、マルケ) |
14 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第3場 だれもかれも死んでいく。みんな死んでいく (マルケ) |
15 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第3場 お気づきです。ご存命です (ブランゲーネ、マルケ) |
16 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第3場 おだやかに静かに、彼がほほえんで <愛の死> (イゾルデ) |
17 | 楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫全3幕 第3幕 第3場 それよりも冴えた響きで私をめぐってただようのは (イゾルデ) |
商品の説明
内容紹介
日本独自企画盤
EMIアビイ・ロード・スタジオによる最新デジタル・リマスター音源を使用。
★全て新リマスター音源使用
★EMIアビイ・ロード・スタジオによる96KHz/24Bitデジタル・リマスターが日本からの依頼で実現
★ノイズ・カットを最小限に抑え、録音会場での音響の再現をめざしたリマスタリング
メディア掲載レビューほか
生誕125年(2011年時)企画、アビイ・ロード・スタジオによる最新リマスターをSACDハイブリッド盤で聴く究極のヴィルヘルム・フルトヴェングラー。「トリスタンとイゾルデ」史上に燦然と輝く初の全曲録音。その後の録音の規範となり誰も超えることのないとまで言われた決定的名盤! (C)RS
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 299.37 g
- メーカー : EMIミュージックジャパン
- EAN : 4988006886209
- 時間 : 4 時間 17 分
- レーベル : EMIミュージックジャパン
- ASIN : B004W4NRTG
- ディスク枚数 : 4
- Amazon 売れ筋ランキング: - 426,618位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 7,378位オペラ・声楽 (ミュージック)
- - 24,866位交響曲・管弦楽曲・協奏曲
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年3月3日に日本でレビュー済み
Richard Wagner(1813~1883)のオペラのなかで最も多く聴いているのは、おそらく「トリスタンとイゾルデ」だろう。そして多分、彼のオペラのなかで最も愛好しているのも、このオペラということになるだろう。
ところでWagnerは、彼以降の音楽家に対して、大きな課題を残したとされる。もちろん例外は多いのだろうが、現代の代表的な作曲家がWagnerの残した課題を乗り越えようとして作曲をつづけているのを見て、聴いていると、彼の存在は音楽界にとっていまだもって大きいのだな、と感じてしまうのだ。吉田秀和は、「……十七世紀以来の調性による構成の原理から離れて、新しい道を探求しようといういう努力……」と『二十世紀の音楽』の『作曲家の側から』で述べている。「……ロマン派の巨匠リヒァルト・ヴァーグナーが楽劇『トリスタンとイゾルデ』の前奏曲のなかで、それまでのドレミファソラシドの長調と短調の体系では、十分に説明できないものと当時の耳に感じられた――つまり調性感のあいまいな進行をたどる個所を残していたのです。」
少し長くなるが、とても大切な部分なので、もう少し追跡してみたい。「……十七世紀以来十九世紀までの、ディアトニックの(ドレミファソラシドの体系による音階、つまり長調ではミとファの間とシとドの間に半音があり、その他は全音の間隔をもっている音階。短調はその一変形で、ミとラ、および場合によってはシが、長調より半音低くとられている。したがって半音と全音の関係は、長調のときとちがう)もっぱら長短二種類の音階によって並べられた音を基本として作られ、その間に、音階の各音を半音高めたり、低めたりしてこまかな一時的な変化を与えたり、転調――つまり音階の主音がほかの音に移り、今までたとえば、ハ音を主音としていたものが(ハ長調ないしハ短調)その第五音に当るト音を中心とするもの(つまりト長調ないしト短調)に転ずるという風に変化することによって、音楽に表情の変貌と幅を加える手法――を行ったりしていたわけですが、それが、古典派、ロマン派と時がたつにつれて、その半音的な変化が、次第に頻発するようになってきていたのです。そうなると、もとの音階はだんだんと認めにくくなり、したがって、旋律の上でも、和声の上でも、基本の調性の感じが簡明直截に現われなくなってしまう。……」だが、それによってロマン派の音楽家は、古典派の音楽では難しかった微妙な感情の変移を描くことが可能になったという利点もあった。一方で、「……(ロマン派の作曲家は)旋律のもつ表情力をより豊かなもの、より雄弁なものにしようとして、いままで終止の感じを作る上で、最も重要な半音階的進行でもあれば、表現力にもとんでいた導音(主音へ導く音という意味でドレミの最後のシの音)から主音のドへ移る導音的進行の性格を、音階のほかの音相互間でも半音の変化を与えてどしどし使いだした結果、半音階的転調または過移的転調とでもいうような進行がますますひんぱんに出てきました。……」そして、Wagnerのみならず、後進の作曲家、あのBrahmsさえをふくめて、がこうした手法を次々と用いて作曲するようになった。さらにたいせつなことは、現代の耳では奇異に響かない音も、Wagner当時の耳には、どんな調性にも属さない、不思議な音楽として響いたのだ。Wagnerの「トリスタン……」をはじめとする音楽がもたらした影響について、これほど分かりやすく説明してくれたエッセーを見たことがない。この後、西洋音楽はSchoenbergら無調的表現主義、そしてStravinskyら新古典派に分かれて発展していくと解説している。そしてそれが、いろいろな音楽家たちの真剣な姿勢から生み出されたものであることも教えてくれている。
フルトヴェングラー、ズートハウス、フラグスタート、それから20代半ばと若々しい、それなのにみごとなクルヴェナールを歌っているフィッシャー=ディースカウ、いずれもみごとである。
ところでWagnerは、彼以降の音楽家に対して、大きな課題を残したとされる。もちろん例外は多いのだろうが、現代の代表的な作曲家がWagnerの残した課題を乗り越えようとして作曲をつづけているのを見て、聴いていると、彼の存在は音楽界にとっていまだもって大きいのだな、と感じてしまうのだ。吉田秀和は、「……十七世紀以来の調性による構成の原理から離れて、新しい道を探求しようといういう努力……」と『二十世紀の音楽』の『作曲家の側から』で述べている。「……ロマン派の巨匠リヒァルト・ヴァーグナーが楽劇『トリスタンとイゾルデ』の前奏曲のなかで、それまでのドレミファソラシドの長調と短調の体系では、十分に説明できないものと当時の耳に感じられた――つまり調性感のあいまいな進行をたどる個所を残していたのです。」
少し長くなるが、とても大切な部分なので、もう少し追跡してみたい。「……十七世紀以来十九世紀までの、ディアトニックの(ドレミファソラシドの体系による音階、つまり長調ではミとファの間とシとドの間に半音があり、その他は全音の間隔をもっている音階。短調はその一変形で、ミとラ、および場合によってはシが、長調より半音低くとられている。したがって半音と全音の関係は、長調のときとちがう)もっぱら長短二種類の音階によって並べられた音を基本として作られ、その間に、音階の各音を半音高めたり、低めたりしてこまかな一時的な変化を与えたり、転調――つまり音階の主音がほかの音に移り、今までたとえば、ハ音を主音としていたものが(ハ長調ないしハ短調)その第五音に当るト音を中心とするもの(つまりト長調ないしト短調)に転ずるという風に変化することによって、音楽に表情の変貌と幅を加える手法――を行ったりしていたわけですが、それが、古典派、ロマン派と時がたつにつれて、その半音的な変化が、次第に頻発するようになってきていたのです。そうなると、もとの音階はだんだんと認めにくくなり、したがって、旋律の上でも、和声の上でも、基本の調性の感じが簡明直截に現われなくなってしまう。……」だが、それによってロマン派の音楽家は、古典派の音楽では難しかった微妙な感情の変移を描くことが可能になったという利点もあった。一方で、「……(ロマン派の作曲家は)旋律のもつ表情力をより豊かなもの、より雄弁なものにしようとして、いままで終止の感じを作る上で、最も重要な半音階的進行でもあれば、表現力にもとんでいた導音(主音へ導く音という意味でドレミの最後のシの音)から主音のドへ移る導音的進行の性格を、音階のほかの音相互間でも半音の変化を与えてどしどし使いだした結果、半音階的転調または過移的転調とでもいうような進行がますますひんぱんに出てきました。……」そして、Wagnerのみならず、後進の作曲家、あのBrahmsさえをふくめて、がこうした手法を次々と用いて作曲するようになった。さらにたいせつなことは、現代の耳では奇異に響かない音も、Wagner当時の耳には、どんな調性にも属さない、不思議な音楽として響いたのだ。Wagnerの「トリスタン……」をはじめとする音楽がもたらした影響について、これほど分かりやすく説明してくれたエッセーを見たことがない。この後、西洋音楽はSchoenbergら無調的表現主義、そしてStravinskyら新古典派に分かれて発展していくと解説している。そしてそれが、いろいろな音楽家たちの真剣な姿勢から生み出されたものであることも教えてくれている。
フルトヴェングラー、ズートハウス、フラグスタート、それから20代半ばと若々しい、それなのにみごとなクルヴェナールを歌っているフィッシャー=ディースカウ、いずれもみごとである。
2012年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
でも、LPよりもSACDの方がずーっといいと思います。
装置に十分な金がかけられない場合には……
装置に十分な金がかけられない場合には……
2014年9月20日に日本でレビュー済み
またおなじみの昔話じゃ、覚悟して聴くがよい。えへん、昔はこの録音を再生するにあたって、イギリス本国盤(多分マスターテープは本国にあると思って)、つぎにドイツ盤(やはり盤質がいいからね、でも、ダカーポの廉価盤に移行した後だった)、最後に仏蘭西盤(ちょっとおしゃれじゃろう、まだ、廉価盤に移行していない、正規盤という理由で店員に勧められた)を所有し、それぞれ、カートリッジという、釘に磁石をくっつけて,レコードの溝を引っ掻いて微かな電気信号を取り出す装置(判りやすくモノに例えてます、よい子は真似しないように)をとっかえひっかえしながら、あそこがどーだ、とか、ここがこーだ、とか言っては、面白がっていた。長かったけど、ここまでが、前置きね。もうみんな知っていると思うけど、主人公のフラグスタートは高い声が出せなくなっていて、もう引退する気でいた、それで、出演を断ってきたのだ。そこはウォルターレッグ、すっぽんの遺伝子を持つ男(変なこと想像すんなよ)食らいついたら放さない。かみさんのシュワルツコップが高い音を受け持つから大丈夫です、と提案をした。(この世で「大丈夫です」ぐらい危険な言葉はないよ) 録音は実現し、フラグスタートのすぐ後ろにレッグのかみさんが立ち、メロディーの高いところに来ると、「ア〜」みたいに入れ変わって声を出していた。ここから本当の本題。この、声の移り変わり、というのか、二人羽織とでもいうのか、が聞き取れるのは、やはり、本国GB盤だったのじゃよ。おそらく、気が付いたのはワシ一人だけではあるまい。みんな、面白がって「あ、変わった」とか言いながら、再生装置のテストの材料にし始めたんだろう。そして、スタジオのスタッフからこのデラックスな二人羽織の事がばれて、フラグスタートはEMIを訴えたのじゃった。ね、大丈夫じゃなかったでしょ。アナログからCDになってからも、何種類か購入して聴いているが、やっぱり、EMIも、このことに言及されるのが嫌なのだろうか、二人羽織のところは何だか塗りつぶしてあるように聞こえるんだがな。SACDを出すというので期待して買ったが、さあどうだろう。皆さんも耳をダンボにして聴いてみてください。アナログの時代は飲食禁止じゃったが(溝に食べかすが入るとカビる)今は飲食自由じゃ、いい時代になったな。スコッチでも飲みながら(氷入れるのはNG)この演奏を聴くのは人生で一番の快楽、極楽、道楽じゃ。いや、聴かないのはソンソン、大損ですぞ!家にいてモナリザが見られるくらいの価値があります。
*このコメントはSACD盤の方に書き込んだコメントです、何だかこっちに来ちゃったね。
*このコメントはSACD盤の方に書き込んだコメントです、何だかこっちに来ちゃったね。
2013年8月12日に日本でレビュー済み
この世紀の名盤がSACDにより、最高の音質で蘇った!! このディスクにより全曲を聴き終えて、興奮を禁じ得ません。これまで、何度もCD化されており、フルトヴェングラーやカラヤンのスタジオ録音にエンジニアとして携わったクリストファー・パーカーのリマスタリングによる旧東芝EMIから出た初期CDを愛聴していたのですが、このSACDを最終結論とみなしてよいのではないでしょうか。トリスタンとイゾルデの運命の物語を、フルトヴェングラーとフラグスタートという最高の組み合わせで楽しむことが出来るのは、音楽ファンとして、とても幸せです。
2012年1月27日に日本でレビュー済み
従来の盤より弦のなまめかしさが強くなり、モノラルということで情報量の少なさをぬぐうことはできないにしても、私にとっては非常に聴きやすくなりました。この、フルトヴェングラーの至芸ともいうべきトリスタンとイゾルデが、より良好な音で聴くことができてうれしい限りです。
廉価再発が多くありますが、音質にこだわる方はもちろんのこと、この演奏が好きな方にはぜひ手に取ってもらいたい一品です。
廉価再発が多くありますが、音質にこだわる方はもちろんのこと、この演奏が好きな方にはぜひ手に取ってもらいたい一品です。
2014年2月8日に日本でレビュー済み
EMIのフルトヴェングラーのSACDはベートーヴェンの交響曲などを買いましたけれど、少しも良い音とは思えませんでした。しかし、オペラはまだ買ったことがないので、評価の高い「トリスタンとイゾルデ」を購入しましたが、がっかりです。広がりはなく、こぢんまりとしていて、いったい何が良いのかさっぱりわかりません。自分の装置が悪いんでしょうか?
他の国からのトップレビュー

Atavus
5つ星のうち5.0
Do not miss this!
2019年6月5日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Although this is a re-issue, and not a re-mastering, everyone with any interest in Wagner, and Tristan and Isolde, simply must have this wonderful set. To be fair, it's really all about Linda Esther Gray, and the outstanding WNO under Goodall. The WNO are brilliant here, and sympathetically recorded by the Decca engineers. You'll hear subtleties in the playing that are lost in other versions, and you can forget about Goodall's supposed ultra-slow tempi, for here he's surely perfect. (The Prelude is actually over a minute faster than Karajan.) But it's Goodall's handling of key moments that is so seductive - and thrilling. For instance, the moment when the love potion takes effect is shattering, helped by the sustained final note. It's the best I've heard.
But what to say about Linda Esther Gray? I remember seeing this performance on stage many years ago in Birmingham (twice), but she manages to scale new heights on this recording. I've got other versions of Tristan of course: my other favourites being the classic Bayreuth Nilsson/Windgassen; the interesting Margaret Price/Kollo, and the exceptional Karajan with Helga Dernesch and Jon Vickers. But here's the thing. In my view, Linda Esther Gray outshines the lot of them. The clarity of her tone, her control of the text, is as good as anyone, notwithstanding their stellar reputations. I could cite many moments when she sends shivers down the spine, but I'll limit myself to a few. At that moment in Act 1 where she cries out for vengeance on Tristan, I doubt that's ever been so spine-chilling. And then, have you ever found yourself reaching that moment in Act 3 when Isolde arrives only to see Tristan die, and from that moment you find yourself almost emotionally changing down a gear while you await the Transfiguration (or Liebestod, if you must)? Well, not here you won't, because this Isolde sings those immediately following lines better than anyone I've either heard or seen, and draws you in completely to her own anguish. And then, in the Transfiguration, which is quite brilliantly sung, I doubt if you've ever heard that very last note she sings - on "Lust" - given out with such clarity. It's given without the sheer power of a Nilsson, but Linda Esther Gray just soars. Usually, that final note gets somewhat diffused into the orchestral sound around it. Not here - not here. Brilliant. Act 1 is compelling, thanks also to the consistently excellent Brangane of Anne Wilkens, who is first class in the Warning scene, and everywhere else, and actually utters the "piercing shriek" called for in the score as Kurwenal breaks in on the lovers in Act 3. On the same theme - on singers actually bothering to follow Wagner's instructions - find me another Isolde who sings that first word after the love potion has taken effect - "Tristan" - "with trembling voice." Gray does - and it matters.
Not to damn the rest of the cast with faint praise, John Mitchinson is a pretty good Tristan - better, I think, in Act 3 than in Act 2; Phillip Joll is an acceptable Kurwenal; and Nicholas Folwell does a fine job as Melot. And Gwynne Howell has pretty much the perfect voice for Marke: if I have a criticism of him is that the Lament is perhaps not as nuanced as it might have been.
But this is all about Linda Esther Gray. Is it mad to think of her as giving here the best Isolde on record - better than Nilsson, better that Dernesch? I don't think it's mad at all. They're different, of course, and I wouldn't want to be without any of them. But for me, on my Desert Island, it's Goodall and Gray.
Wonderful.
But what to say about Linda Esther Gray? I remember seeing this performance on stage many years ago in Birmingham (twice), but she manages to scale new heights on this recording. I've got other versions of Tristan of course: my other favourites being the classic Bayreuth Nilsson/Windgassen; the interesting Margaret Price/Kollo, and the exceptional Karajan with Helga Dernesch and Jon Vickers. But here's the thing. In my view, Linda Esther Gray outshines the lot of them. The clarity of her tone, her control of the text, is as good as anyone, notwithstanding their stellar reputations. I could cite many moments when she sends shivers down the spine, but I'll limit myself to a few. At that moment in Act 1 where she cries out for vengeance on Tristan, I doubt that's ever been so spine-chilling. And then, have you ever found yourself reaching that moment in Act 3 when Isolde arrives only to see Tristan die, and from that moment you find yourself almost emotionally changing down a gear while you await the Transfiguration (or Liebestod, if you must)? Well, not here you won't, because this Isolde sings those immediately following lines better than anyone I've either heard or seen, and draws you in completely to her own anguish. And then, in the Transfiguration, which is quite brilliantly sung, I doubt if you've ever heard that very last note she sings - on "Lust" - given out with such clarity. It's given without the sheer power of a Nilsson, but Linda Esther Gray just soars. Usually, that final note gets somewhat diffused into the orchestral sound around it. Not here - not here. Brilliant. Act 1 is compelling, thanks also to the consistently excellent Brangane of Anne Wilkens, who is first class in the Warning scene, and everywhere else, and actually utters the "piercing shriek" called for in the score as Kurwenal breaks in on the lovers in Act 3. On the same theme - on singers actually bothering to follow Wagner's instructions - find me another Isolde who sings that first word after the love potion has taken effect - "Tristan" - "with trembling voice." Gray does - and it matters.
Not to damn the rest of the cast with faint praise, John Mitchinson is a pretty good Tristan - better, I think, in Act 3 than in Act 2; Phillip Joll is an acceptable Kurwenal; and Nicholas Folwell does a fine job as Melot. And Gwynne Howell has pretty much the perfect voice for Marke: if I have a criticism of him is that the Lament is perhaps not as nuanced as it might have been.
But this is all about Linda Esther Gray. Is it mad to think of her as giving here the best Isolde on record - better than Nilsson, better that Dernesch? I don't think it's mad at all. They're different, of course, and I wouldn't want to be without any of them. But for me, on my Desert Island, it's Goodall and Gray.
Wonderful.

DR C M SOLOMONIDES
5つ星のうち5.0
Wonderful
2020年2月23日に英国でレビュー済みAmazonで購入
The singing of Linda Ester Gray is perfect.

Speedbyrd
5つ星のうち5.0
A Lost But Stunning Gem
2021年1月23日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
I only recently found about and acquired this recording and was smitten from the start. Goodall's conducting is slow but should be for this recording to deliver all the music has to offer. The acoustics are great and the vocalists among the best I've heard. Until now, Karajan's 'Tristan' has been my standard but I will put Goodall next to it anytime. An enthusiastic reading which pleases on all levels. I'm not sure how long this underrated performance will be available so I suggest adding it to your collection while you can.

Stephen M. Causey
5つ星のうち5.0
Reggie’s magnificent Tristan returns to the catalog!!
2019年9月13日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
It’s back! This wonderful recording of Tristan wasn’t around for very long in its 1st cd release ( I ordered mine from England when it first came out on cd in the mid 1990s). There was an Archive release of it which I never heard. Australia to the rescue with this issue!! No libretto but if you’re a Tristan nut then you’ve got one already.
I did a very quick A/B comparison and the new Decca transfer may be just a tiny bit less deep in the bass but not much. Certainly easy to fix.
Let yourself go with this recording and you’ll be hypnotized as I have been since it first came out in the early 80s on LP.
It is in German unlike Goodall’s
Ring recording.
Get it while you can!
I did a very quick A/B comparison and the new Decca transfer may be just a tiny bit less deep in the bass but not much. Certainly easy to fix.
Let yourself go with this recording and you’ll be hypnotized as I have been since it first came out in the early 80s on LP.
It is in German unlike Goodall’s
Ring recording.
Get it while you can!

neville G Jarrett
5つ星のうち3.0
Classic performance from singers of 60ies
2019年8月23日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Powerful performance from all. Some pauses troublesome