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スミス・ヴィンソン、ドック・カービー&カンパニー、ティム・チューターとともに、プレイボーイ・レコーズからリリースされたレイ・ハリス制作のルーツ・ロック4部作の一枚でスワンプ・ロック/SSWファンはマストの人気作、デヴィッド・リー・ダニエルズの唯一のアルバムが初CD化。(オリジナル発売:1973年)■アメリカのブルーアイドソウル系シンガー、デヴィッド・リー・ダニエルズが、73年にプレイボーイ・レーベルからリリースした唯一のアルバム。同レーベルのレイ・ハリス4部作のなかでは、スワンプ/ルーツ色は抑え目に、ホーン・セクションやバック・コーラスのアレンジも含め、ぐっと洗練されたR&B/サザン・ソウル風。女性コーラスやホーンをフィーチャーした典型的なサザン・ソウル・スタイルの[1]。ドクター・ジョンを思わせるファンキーな[2]。ギターは同レーベルからソロのあるスミス・ヴィンソン。[3]でのダニエルズのヴォーカルには、ヴァン・モリソンにつうじる味わいがある。ホーン、オルガン、ギター、そして女性ヴォーカル、それらすべての要素が60年代R&Bの美質を集約したような[4]。フィドルが入って少しばかりカントリー・テイストのR&B[5]。冒頭の野太い声の咆哮といいスワンプリーな曲調が、トニー・ジョー・ホワイトを彷彿とさせる[6]。ストリングスとムーディーなサックスが雰囲気満点のスウィート・ソウル・バラード[7]。60年代R&B風の[8]はちょっとノヴェルティっぽい仕上がり。ジェリー・バトラー作のサザン・ソウル・クラシック「オンリー・ザ・ストロング・サヴァイヴ」を連想させる [9]。ラスト[10]はノリのいいストレートなR&R、まろやかでかつ野太い声との相性も抜群だ。
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