キンクス…この抗い難い魅力。
ビートルズ、ボブ・ディランから始まったロックの歴史の中で、同時期に生まれたもう一つの才能。
私は、キンクスの音楽をベスト盤と1st、2ndのデラックス・エディションで聴いただけなのだが、
メロディーメイカーとしてのレイ・デイヴィスの才能をビンビンに感じている。
例えば「ウェル・リスペクテッド・マン」。歌詞も良いし、メロディーも良い。もうちょっといい言葉で言い表したいが、本当にそうなのである。当時としては、こんな皮肉の利いた曲を発表したミュージシャンはいたのだろうか。頭がいいというか、時代の先を行ってるというか。
例えば「シー・マイ・フレンド」。ビートルズと同時期?いや、もっと早かったらしい。インドの音楽の「ドローン効果」なるものを取り入れた、サイケ音楽の走りである。感覚が鋭いというか、時代を見抜いてるというか…。
このデラックス・エディションには、アルバム曲以外のこのような重要曲がたくさん詰め込まれている。今や初期のアルバムはすべてこの仕様で出ているようだが、これがマニアだけのためのものではなく、私のような初心者にも「音楽」として聴けるものばかりなのが嬉しい。
彼らの音楽的キレ、頭脳的キレを、このデラックス・エディションで大いに体感してほしい。私もこれから楽しむぞー★
カインダ・キンクス<デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様)
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, 2018/11/15
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| ¥2,920 | ¥1,430 |
CD, 1998/6/24
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| ¥5,535 | ¥560 |
CD, 1988/10/21
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| — | ¥20 |
CD, 2004/8/25
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| — | ¥918 |
CD, 限定版, オリジナルレコーディングのリマスター, 2007/9/5
"もう一度試してください。" | オリジナルレコーディングのリマスター, 限定版 |
—
| — | ¥1,230 |
CD, 2009/3/4
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| — | ¥1,430 |
CD, 追加トラック, 2011/11/9
"もう一度試してください。" | 追加トラック |
—
| — | ¥1,440 |
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
ザ・キンクスのセカンド・アルバム。名曲「ウェイティング・フォー・ユー」やモータウン・カヴァー「ダンシング・イン・ザ・ストリート」他収録。1965年発表。 (C)RS
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 115.38 g
- メーカー : USMジャパン
- EAN : 4988005650214
- 時間 : 1 時間 22 分
- レーベル : USMジャパン
- ASIN : B004LPHVVQ
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 522,529位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 115,282位ロック (ミュージック)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年3月8日に日本でレビュー済み
初期のキンクス(1964.10.2) - The Kinks'(Pye NPL-18096(mono) NSPL-83021(stereo))
カインダ・キンクス(1965.3.5) - Kinda Kinks(Pye NPL-18112)
キンク・コントラヴァーシー(1965.11.26) - The Kink Kontroversy(Pye NPL-18131(mono) NSPL-18131(stereo))
フェイス・トゥ・フェイス(1966.10.28) - Face To Face(Pye NPL-18149(mono) NSPL-18149(stereo))
サムシング・エルス(1967.9.15) - Somthing Else By The Kinks(Pye NPL-18193(mono) NSPL-18193(stereo))
は買いましょう!デイビス兄弟の仲の悪さはOASISなみ!
カインダ・キンクス(1965.3.5) - Kinda Kinks(Pye NPL-18112)
キンク・コントラヴァーシー(1965.11.26) - The Kink Kontroversy(Pye NPL-18131(mono) NSPL-18131(stereo))
フェイス・トゥ・フェイス(1966.10.28) - Face To Face(Pye NPL-18149(mono) NSPL-18149(stereo))
サムシング・エルス(1967.9.15) - Somthing Else By The Kinks(Pye NPL-18193(mono) NSPL-18193(stereo))
は買いましょう!デイビス兄弟の仲の悪さはOASISなみ!
2004年1月12日に日本でレビュー済み
オリジナル・モノ録音!
ミック・ジャガーとデビット・ボウイのデュエットで御馴染みの「Dancing In The Street」(マーサ&ヴァンデラス)をカヴァーしている。
「Don't Ever Change」や「You Shouldn't Be Sad」といった佳曲も多いが、「Everybody's Gonna Be Happy」(ボーナス・トラック)と典型的なキンキー・サウンドが聴ける「I Need You」が一番のお勧め。
ブルース魂を感じる「Naggin' Woman」も良い。
1965年に発表されたキンクスのUKセカンド・アルバムに同時期のシングル等を加えたお得なCD。
「Tired Of Waiting For You」(全英1位)を始め殆どがオリジナル曲で構成されていて、「A Well Respected Man」(ボーナス・トラック)といった以降のキンクスを方向付ける作品も収録されている好盤。
史上初のラーガ・ロックと言われる「See My Friends」やモッズ・ファンにはトゥルースのカヴァーで有名な「I Go To Sleep」(デモ録音)もボーナス・トラックとして収録されている。
ミック・ジャガーとデビット・ボウイのデュエットで御馴染みの「Dancing In The Street」(マーサ&ヴァンデラス)をカヴァーしている。
「Don't Ever Change」や「You Shouldn't Be Sad」といった佳曲も多いが、「Everybody's Gonna Be Happy」(ボーナス・トラック)と典型的なキンキー・サウンドが聴ける「I Need You」が一番のお勧め。
ブルース魂を感じる「Naggin' Woman」も良い。
1965年に発表されたキンクスのUKセカンド・アルバムに同時期のシングル等を加えたお得なCD。
「Tired Of Waiting For You」(全英1位)を始め殆どがオリジナル曲で構成されていて、「A Well Respected Man」(ボーナス・トラック)といった以降のキンクスを方向付ける作品も収録されている好盤。
史上初のラーガ・ロックと言われる「See My Friends」やモッズ・ファンにはトゥルースのカヴァーで有名な「I Go To Sleep」(デモ録音)もボーナス・トラックとして収録されている。
2005年6月18日に日本でレビュー済み
セカンドアルバム1~12のトラックとしては、ちょっと地味目の味わい深い曲(6・8・10・12など)が目立つ反面、
レイの弟・デイヴの歌がちょっとやんちゃな印象を受けます。
前作と比べて、
①「ユー・リアリー・ガット・ミー」調のハードっぽいナンバーはないこと。(でもそれっぽいリフは健在)
②独特なキンクスの世界を作り出そうとしている。
の2点が大きなポイントになっています。
②については、ボーナストラックに入っている21の「ウェル・リスペクテッド・マン」が重要なナンバーだといわれてます。
その時代のビート系にはないひねくれた歌詞になっているのが特徴です。
(と、いっても昔このナンバーを聞いた時は対訳がなかったので、何が重要なのかよくわかりませんでした。やはりキンクスは対訳をチェックした方がいいです。)
レイの弟・デイヴの歌がちょっとやんちゃな印象を受けます。
前作と比べて、
①「ユー・リアリー・ガット・ミー」調のハードっぽいナンバーはないこと。(でもそれっぽいリフは健在)
②独特なキンクスの世界を作り出そうとしている。
の2点が大きなポイントになっています。
②については、ボーナストラックに入っている21の「ウェル・リスペクテッド・マン」が重要なナンバーだといわれてます。
その時代のビート系にはないひねくれた歌詞になっているのが特徴です。
(と、いっても昔このナンバーを聞いた時は対訳がなかったので、何が重要なのかよくわかりませんでした。やはりキンクスは対訳をチェックした方がいいです。)
2021年9月27日に日本でレビュー済み
ここでは、オリジナルのKINDA KINKSについて書く。中山康樹氏もマイルス・デイヴィスのアルバムについて、このことに言及していたが、現行盤のほとんどは、ボートラなるものが当然のように付いてきて、アーティストの意向を無視し仕様になっている。もちろん、ここに収められたボートラは魅力的だし、大いに楽しむべしとは思うけどね。
“キンクスのようなもの”というタイトルには、ビートルズにもストーンズにも未だなかった諧謔味がうかがえる。それは知的と言ってもいい。そのことは、デイヴに書いたGot My Feet On The Groundの歌詞にもうかがえる。失恋の歌でもないのにI don’t need no oneなのだもの。Nothin’ In The World Can Stop Me Worryin’ ‘Bout That Girlという長いタイトルの昏いディープな曲では、たとえばビートルズのFOR SALEくらいの認識は軽く超えてみせてくれる。このセカンド・アルバムでは、兄と弟が交互に歌い継ぐが、4曲目と5曲目はデイヴが続けて歌う。カヴァーとオリジナルだが、後者の成長ぶりたるや耳をみはる。もちろん、オリジナルTired Waiting For Youはさらに見事だが、その次にキラー・チューンDancing In The Streetを持ってくるなンザア憎いねえ。ダルいレイのうたい方もキンクス流?いずれにせよ、カヴァーはこれを入れて2曲のみ。オリジナル指向はたとえばストーンズあたりよりも遥かに旺盛であったことが判る。ファーストにも入っていたようなプリティなビート・ナンバーYou Shouldn't Be Sadもシングルにしてもいいような出来。さらに、Something Better Beginningを最後にもってくることで、アルバムの締めくくりの役割さえ持たせているのだ。
“キンクスのようなもの”というタイトルには、ビートルズにもストーンズにも未だなかった諧謔味がうかがえる。それは知的と言ってもいい。そのことは、デイヴに書いたGot My Feet On The Groundの歌詞にもうかがえる。失恋の歌でもないのにI don’t need no oneなのだもの。Nothin’ In The World Can Stop Me Worryin’ ‘Bout That Girlという長いタイトルの昏いディープな曲では、たとえばビートルズのFOR SALEくらいの認識は軽く超えてみせてくれる。このセカンド・アルバムでは、兄と弟が交互に歌い継ぐが、4曲目と5曲目はデイヴが続けて歌う。カヴァーとオリジナルだが、後者の成長ぶりたるや耳をみはる。もちろん、オリジナルTired Waiting For Youはさらに見事だが、その次にキラー・チューンDancing In The Streetを持ってくるなンザア憎いねえ。ダルいレイのうたい方もキンクス流?いずれにせよ、カヴァーはこれを入れて2曲のみ。オリジナル指向はたとえばストーンズあたりよりも遥かに旺盛であったことが判る。ファーストにも入っていたようなプリティなビート・ナンバーYou Shouldn't Be Sadもシングルにしてもいいような出来。さらに、Something Better Beginningを最後にもってくることで、アルバムの締めくくりの役割さえ持たせているのだ。